2008-03-19 (Wed) [長年日記]
#1 Naruyoshi Kikuchi Dub Sextet@東京キネマ倶楽部
Naruyoshi Kikuchi Dub Sextetの「The revolution will not be computerized」発売に伴う全国ツアーの東京公演に行ってきました。会場は東京キネマ倶楽部というところで、以前の歌舞伎町クラブハイツに続いてキャバレーっぽいレトロなゴージャスさのある空間。公式サイト(音が鳴ります注意…というか音が鳴るサイトはいいかげんやめてほしい)よりもぐるなびの方が大きな写真が載っている。このどちらにも写真は見つけられなかったが、舞台左脇に小さな昇り階段があり、階段の上にカーテンで覆われた小さな舞台があって、そこからメンバーが登場するのがとてもかっこよかったですよ。
このバンドは、COOL STRUTTIN' & co.という「ジャズミュージシャンをイメージしたスーツ」を作っているスーツブランドと提携していて、このツアーでメンバーが着ているのはそこのスーツだ。ライブ後にはこのブランドのシール5枚セットを配っていたので貰ったが、なかなかかっこよくかつかわいい。また別のブログで読んだのだが、ツアー中の別のライブでは高級腕時計ショップと提携して、そこの腕時計をはめてライブをしたらしい。こういうのを読むと菊地成孔ってミュージシャンや文筆業だけでなくビジネスマンとしての才能もあるのだなあと思ったり。
演奏については、私はジャズについて語れるほど聞き込んでないし語るべきボキャブラリーもないので、迫力があり大変満足だったというほか言葉がない。
そこで、演奏を聴く側の環境について思ったことを書くことにする。ライブ前日に更新された菊地成孔の速報にて彼は、
このバンドのミッションは、踊るか踊らないかをお客様が(片方か、もしくは両方を同時に)選べる音楽、つまり立っても座っても観賞が成立するアンビバレンス/クールを作るということなのです。
と言っていたり、ライブ会場の選定にもこだわりがあるのだから、観客の側から意見を言ってもいいだろう。同じ日の速報では、
明日の公演はシッティングが100、スタンディングが600
とも言っていたので、その時点で整理番号が348だった自分は座るのは無理だと諦めた。このチケットを買うために、特別先行販売のためweb経由で申し込んだのに(しかも、何度かに分けて先行販売があったのだがその中の一番最初の回に申し込んだのだ)、座れないのかとがっかりした。そのくらい、人間ライブで座れるか座れないかという選択肢があったら、座るものだと思う。
大体、よほど特殊な構造の会場でもない限り、ミュージシャンの目の前の良い席が座れる席で、その後ろや周りが立ち席になるのであり、今回もそうだった。また、2階の最前列で演奏を見下ろしながら聴けると言う数少ないが気持ちの良い席もあったが、それは大半が関係者席で、一般ピープルには関係ないのだ。
ライブで立ち席になったって、クラブとは違うのだから、踊りまくれるほど周りに空間があるわけではなく、周りの人と触れるか触れないかレベルにつめて立つのであり(そのくらいたくさん人を入れているのは主催者側だ)、立っていても別にそんな踊れるわけではなく、従ってメリットはほとんどない。
だから、立つか座るか選べるとか言うのなら、座れるなら余分にお金を出すというの込みで、チケットを買う時に選ばせて欲しいというのが正直なところだ。
ライブの際のドレスアップを推奨する菊地成孔に従って、座れないかもと思いつつハイヒールを履いてきてしまったので、帰りは足が痛かった。ハイヒールは2時間も立ちっぱなしでライブを聴くための靴ではないのである。今度からは立ちっぱなしなら普通の服にヒールのない靴で行こうと思った。


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