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2007-04-14 (Sat) [長年日記]

#1 川端実展&マックモア@築地場外市場

 川端実展の会場となったPALETTE CLUBは築地場外市場の中にあるギャラリー。入り口のところには市場に住んでいるような3匹の猫がいた。会場にあった作品集をみると、初期の川端実はピカソの影響が強いキュビズムの絵を描いていて、その後会場に展示してあるような抽象画の方向に進んだことがわかる。会場には10枚程度の絵があり、明るくて力強い色に四角形を多く使っている。四角形に対角線が薄く入っていることもある。その四角形は絵によって封筒に見えたり、貨物列車に見えたりした。

 絵を見終わったら築地場外市場をしばらく歩いて、目に付いた「マックモア」というレトロ喫茶店に入る。レトロ喫茶店らしく席にゲームマシンがあったり、夜にはバーになるようなカウンターがあったり、でも築地場外市場なので有名なのは海産物系どんぶりだったりする不思議な店。ここで「まぐろの中落ち丼」950円を食べた。うまー。

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#2 『黄色い涙』@東京グローブ座(特別先行上映)

 嵐の5人が出ているということで特別先行上映の特別映像つき、という、嵐ファンのための場所という感じだった。当日に思いついて行ったのでよい席は残っておらず、2階のかなりななめから画面を見下ろすような形になった。

 小学生の頃まわりが光GENJIにきゃあきゃあ言っていた頃からジャニーズに興味がなかったので、特典映像でバラエティ番組的な(自分たちの若さに商品価値があることをはっきりと意識した)はしゃぎぶりを見せて「夢を見ることの大切さを学んで欲しいですね」という金色の字幕つきで発言された時点で、あーもう私はここの客じゃないですねすいません。帰ろう……と思っていた。

 結局帰らずに「これもあとからネタになるか」と思って見たのだけど、良くも悪くもアイドル映画ですねという感じ。脚本がすごく悪いとは思わないし、主演の二宮和也はうまいのだけど、ギャグっぽいシーンで顔をアップにしたりするのが、いかにもテレビ的でくどい感じの演出。

 原作は、漫画家の主人公が「今の作風では読者に受け入れられないよ」と言われながらも、時代に迎合して作風を変えたりせず頑張ったり、ほかの分野で同じように頑張る……というかどこか頑張りきれない仲間がいたり、クリエーターとして生きたいと思いつつもあまりの厳しさに「普通に会社勤めをして、余暇に一生に1つだけ作品を作れればそれでいいのではないか」と考える人もいたりという筋というほどの筋もない青春群像もの。映画版は、話の大枠と頭のおかしい女の子のエピソード以外はかなり原作と違い、映画としてストーリーがちゃんとある脚本になっていた。

 原作のテーマが「クリエイターになれるかどうか分からない(というか、主人公を除いて多分なれない)若者たち」の微妙さ、クリエイターになれるとしても作りたいものを曲げては意味のないことなどを描いていたので、これを見事な「夢を見ることの大事さを学んで欲しい」と臆面もなく言いきってしまうジャニーズアイドル映画にしてしまうというのは皮肉だよなぁと。今回の映画化で復刊されたという原作の最後についている映画監督の文章では、そのへん何も感じていなさそうなコメントをつけていて(仮に考えるところがあったとしても書けないだろうけど)いろいろ考えさせられた。

Tags: Movie | Bookmark:
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