2006-05-07 (Sun) [長年日記]
#1 上海雑感(写真)
スケジュールなど
- 事前の天気予報では2日とも雨とのことだったけど、雨だったのは5/5の夜くらいで、天候には運良く恵まれてラッキーだった。
- 飛行機チケットと三ツ星ホテルのツアーパックを購入。日程は全部フリー。ホテルは九龍賓館。泊まり客は日本人ぽい人は見かけず、白人(特にフランス語をよく聞いた)と中国人が多かった気がする。部屋は普通にきれい。市中心部からは歩ける距離だが、夜はちょっと寂しい道を通らないといけないし、近くに地下鉄の駅もないのでタクシーを使った。
- 5/3 昼過ぎに成田発、夕方7時頃に上海の空港着、一時間くらいでホテル着。行きも帰りも時間が合わずに、空港から市内に走っているリニアモーターカーに乗れず。夜は市中心部に出てネオン街を歩く。
- 5/4 上海市内観光。バンド、新天地、豫園商場などを見る。夜は上海雑技団を見る(チケットは100元、150元、200元とあり、150元のものを買った)。夜は前日と同じく市中心部に。ホテルに帰るタクシーが全然つかまらず苦労した。
- 5/5 上海郊外の観光地、周荘に行く。夜は市内に帰ってきて同じく人民公園〜バンドあたりの見物。
- 5/6 早朝にホテル発。市内と空港間はふつう車で一時間くらいかかるのだが、このとき乗ったタクシーの運ちゃんが恐ろしく飛ばす人で、正直乗っていて怖かったのだが30分超で着いてしまった。ちなみに、タクシーに限らず全般的に車の運転マナーはかなり悪い。上海発午前9時過ぎで、成田着が昼ごろ。
中国人のデザイン的好み
- 建物は、とにかく上に何か載せないと気が済まないのかな、というくらい屋根になにかしら装飾がある。謎の中洋折衷風のデザインから、そのまんま西洋風の建物まで。これは上海だけなのかもしれないけどネオンはパチンコ屋のように派手。上海郊外にはニュータウンというのか、一つの街区まとめて擬似西洋風の集合住宅があったり。
- 建物の窓が青いガラスだったり、青い透明シートが貼ってあるものが非常に多く、外から見ても目立ったのだけどあれは何なんだろう?
- 若い女性のファッションは色は派手で形はシャープな感じ。全体的に日本よりカジュアルで、日本みたいなふりふりひらひら系はあんまり見ない。百貨店を少し見たけど結局何も買わなかった。私がいま大学生くらいなら、面白いTシャツとかカジュアルな服では若干欲しいものはあっただろうけど、会社でも着られる服となると途端におばちゃんっぽくなってしまい、欲しいものがない。
- 百貨店では黄緑色の服が目立った。これは中国人の好みなのか、「春は黄緑」という習慣があるのか、はたまた今期の流行色なのかよくわからない。上海雑技団でも女性は黄緑色の衣装が目立ったなぁ。建物の装飾としては赤が非常に好まれている印象があるが、服においてはそれほどでもないみたい。
周荘(写真)
- 上海郊外にある、周荘と呼ばれる観光地に行ってきた。古い水路が残る町並みが有名らしい。
- 交通手段は上海から出る観光バスで、往復料金と入場料込みで140元。朝9時に地下鉄の「上海体育館」駅近くの観光バス乗り場に行ったら、10:10に出て17:00に戻るバスがあると言われて、それに乗る。冷房も効いているきれいなバスだった。乗客は外国人より中国人のほうが多い。このバス乗り場からあちこちにバスが出ているようだが、利用者は中国人のほうが多そうだった。外国人向けの免税店(パスポートを持っていないと入れない)も併設されているのだが、ガラガラだった。
- 周荘にも外国人観光客はほとんどおらず、中国人ばかり。休日だったせいもあってすごい人出だった。7〜8人くらいの家族連れが多いみたい(大人5人くらい&子供3人くらい?)。
- 水路を船に乗ってぐるっと回れる。何人乗るか関係なく(最大8人まで)ボート1艘で80元。
- 内部は狭い路地の街並みで、飲食店とみやげ物店がずらっと並んでおり、時々お寺や博物館・資料館がある。
- 飲食店の一つが、その店の前にある水路でお皿を洗っているのを見て食べる気をなくしてしまった…。結局水路沿いではなく周荘の門から出てすぐの店で食べた。そこが食器をどう洗っているか知らないけど、まぁお腹をこわしたりしなかったのでよしとする。門から出てもチケットを見せれば再入場できた。
- すごい人ごみのなかで、お土産を買ったり、ポーズをつけて写真を撮ったりと国内旅行を楽しむ中国人を見て、中国人はこれからもっと豊かになるんだろうな、高度成長期にレジャーの楽しみというのを覚えた日本人もこんな感じだったのかな、等と考えた。
上海城市規画展示館と上海の都市計画
- 上海市政府の建物の隣にある、上海市の都市計画に関する展示館。
- いたるところにCGをバリバリ使いまくった展示があり、非常に金がかかっている。
- 上海市の大規模な模型が2階に展示されている。以前、六本木ヒルズが出来たときに森ビルが東京の模型を作らせて展示していたけど、あんな感じでもうちょっと大きいかな(ちなみにそれは今でも六本木ヒルズ最上階に展示されていると思う)
- 都市計画の展示だけで市のど真ん中に博物館を作ってしまうのだから、上海市の都市計画への力の入れようがわかるというもの。入り口には「Better City, Better Life」という標語が。
- 日本より政府の力が強いだろうし、日本と違って今後も人口が増えるんだろうから、郊外住宅地も建設していかないといけないし、環境問題にも配慮する必要があるし、日本で都市計画するよりやりがいはありそうだなー、と元都市計画専攻の私は思うのだった。
- 郊外住宅地の計画は、いかにもなニューアーバニズムで教科書っぽい。でもそれをベタにやれてしまうのが中国の強さかなと思ったり。
- まぁしかし計画はともかくとして実際の上海は日本じゃありえない密度で高層アパートが建っているし、地下鉄の建設は進んでいるけどまだまだ足りないし、都市問題という点ではいろいろ問題ありだけどね。
本とか雑誌とか
- 上海の大規模書店に行ってきた。規模と雰囲気はジュンク堂池袋店に近い。
- 「経典」というコーナーにマルクス・レーニン主義の本がある一方で、ビジネス書のコーナーに行くと『ザ・ゴール』なんかが翻訳されていて、こういう本を中国人はどうやって解釈しているのかなーと思ったり。
- ネット関連技術書のコーナーに行くと、日本にあるような技術の本は同じようにいろいろと出ていた。オライリーの翻訳もあるし、HTMLとか、javascriptとか、データベースとか。
- そのうち1フロアはCDショップになっていて、ジャズのコーナーに行ってみたらマイルス・デイビスとかの有名なアルバムもあったんだけど、中国人が演奏したものもあってしかも1枚10元だったので適当にみつくろって2枚買ってみた。
- 『上海人家 (Shanghai Living)』という本を買ったのだけど面白い。上海で暮らす人の部屋を写し、生活に関するその人のコメントを中英両方で載せている。いわば『Tokyo Style』の上海版みたいな本なんだけど、違いは登場する人の貧富の差が激しいことで、たとえば田舎から出てきて共同部屋の2段ベッドで暮らしている労働者なんかも載っている。ネットで調べてみたら、なんか展覧会があったみたいなのと、こちらのサイトに書籍版には載っていない人も含めてたくさん紹介されている。
- 海外の有名女性ファッション誌(VOGUE, ELLEとか)の各国語版が出ているのは珍しくないことだけど、日本の雑誌であるOggiの中国語版が出ていたので買ってみた(20元)。中国女性のファッションは、日本ほど女の子女の子してない印象があるので、いわゆる赤文字系(JJ、CanCamなど)やコンサバ系(CLASSYなど)ではなく、シャープな印象のあるOggiというのはうなずける。
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