2006-05-01 (Mon) [長年日記]
#1 Amazonアソシエイトのtakochu04-22って何?
ふと気づくと、自分のMM/MemoとかAmazonのサイトで生成したライブリンクとかにも入っている。はてなブックマークのamazon.co.jp以下へのブックマークにも全部入ってるな。あとユーザー数のリンクのところもamazonへのリンクになっているのはどうしてなんだろう。
Amazonで生成したリンクに入っているということはAmazon側で何かしたんだろうか、と思うが、その代わりに自分のアフィリエイトIDが入らなくなったから収入にならないのでは?
原因判明
全サイトはてブ化・その場コメント・ワンクリブクマというGreacemonkeyの拡張機能によるものでした。ソースを見たら確かに「takochu04-22」の文字が。ちなみに、この拡張機能の解説ページにすべてのアソシエイトIDを書き換える旨の断り書きは見当たりませんでした。これ、機能としては確かに面白いので、残念なんだけど削除しました。同様の機能のあるスクリプトをご存知の方は教えてください。※最初、別の拡張機能のせいかと勘違いしてました。すいません。
後から考えてみると、そんなのローカル側の原因だろうって気づけよって感じですね>自分
参考:ブラウザ側で特定のAmazonアソシエイトIDを付与する事の是非
2chにわかりやすい解説が
Mozilla Firefox 拡張機能スレッド Part12:214より
214 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/05/02(火) 03:31:25 ID:s7J6YnBu0
いぬビームの中の人がfirefox拡張に自分のアマゾンIDを仕込んでる件
これはひどい
参照
Amazonアソシエイトのtakochu04-22って何?
http://diary.yuco.net/20060501.html#p01
いぬビーム
↓この日にはてブアディクトをリリース
http://d.hatena.ne.jp/kusigahama/20060307#1141708818
↓この日にはてブアディクトをうpだて、アマゾンIDを仕込む
http://d.hatena.ne.jp/kusigahama/20060322
↓
最初の記事になんの説明もなし
↓
ネットの評判で流行る
↓
いぬビーム儲かってウマー
参照その2
Latest topics > ブラウザ側で特定のAmazonアソシエイトIDを付与する事の是非 - outsider reflex
http://piro.sakura.ne.jp/latest/blosxom.cgi/mozilla/extension/2005-10-15_amazon.htm
#2 結局のところ、FireFoxは「プログラマ以外立ち入り禁止」の世界か
こちらとか、はてブとか、ECナビのぶくま*1で「ソース読んで何をやっているか理解できない奴はgreacemonkeyスクリプトを使うな。何をするプログラムか理解せずに使う方が悪い」という意見が出ている。まあ確かに個人が公開したプログラムをブラウザにあてるんだからセキュリティ的にはそうかもねえ。でもFireFoxの追加機能なしよりはIE(+Sleipnir)の方が使い勝手がいい。しかし、IEはIEで別の脆弱性があるらしいんだけど、どうしたものやら。
むかし、tDiaryをインストールした頃のことを思い出した。当時(2002年ごろ)はインストールマニュアルが大雑把なものしかなくて苦労し「結局プログラマー御用達、素人お断りのツールなのかな」と思ったのだ。結局、自分でインストールを試みて、詰まったところなどを丁寧にwikiに書いていったら、その続きを親切な小人さん*2が書いてくれて何とか成功したのだった。
今回の場合は同じ解決法は使えないけど、スキルのない人間がそれなりに何かをやり、スキルのある人の力を借りる形でこの「信頼できないスクリプト」問題を解決できないかなぁと思うのだが、思いつかない。
それにしてもAmazonの規約違反に対してまで「文句を言う方がお門違い」とまで言われるのはちょっと抵抗あるんだけどね。
#3 Greasemonkeyスクリプトでアマゾンアソシのまとめ
第一発見者(?)*1である私としては勝手にまとめに入りたく思います。
Greasemonkeyスクリプトのセキュリティ問題について
greasemonkeyスクリプトを実行した場合、最悪の場合どういうことが起こりうるのかというありがたいまとめ。こういうことを分かった上で入れましょうということですね。この文章が出ただけでも今回の騒ぎの価値はあったのでは。
アマゾン書き換えをoffにするか、特定の団体に寄付するか
そして問題のスクリプトですが、
// append affiliates
// var force = false;
// var refs = document.getElementsByTagName('a');
// var AAID = 'takochu04-22';
// for (var i=0 ; i<refs.length ; ++i) {
// var uri = unescape(refs[i]);
// var m = uri.match(/https?:\/\/[^\/]*amazon\.co\.jp\/.*ASIN\/(\w{10})([\/&].*|)$/);
// if ( m && (force || !uri.match(/(\-22\/|authorized)/)) ) {
// refs[i].setAttribute('href', 'http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/' + m[1] + '/' + AAID + '/ref=nosim/');
// }
// }
このように、//append affiliates 以下の段落をまるっとコメントアウトすれば、takochu04-22なアフィリエイトはつかないようです。現在私は上記の形で使っています。今回の件で散々人目を浴びたスクリプトですから、他の部分に思わぬ落とし穴があるなんてことは、たぶんないでしょうし。
特定の団体や企業に寄付したい人は、コメントアウトせずに「var AAID = 'takochu04-22';」のところを、mozillajapan-fx-22、hatena-22などに変更するのもいいでしょう。
クライアントサイドのアサマシはありか?
私は、はてなやishinaoさんのような人が便利なネットサービスを提供し、その対価としてアフィリIDをつけてアサマシすることには何の異論もありません。
しかし、同じ「便利なプログラムの代わりにアサマシ」であっても、サーバサイドのCGIではなく、
- クライアントサイドで
- かつ他のアフィリエイトを全部上書きして
- 利用者に明示的に許可を求めることなく
やるのは微妙だと思っています。今回のように、クライアントサイドから他のアフィリエイトを上書きするのは技術上可能だし、そうするとサーバサイドでどんなサービスを提供していても全部無駄になるからです。サーバサイドで負荷を考えてサーバを運用したり、新しいサービスを考案したりするよりも少ない労力で、クライアントサイドから、ある特定の人がアマゾンから買うもののアフィリエイト料を丸ごと持っていけるわけで。これが横行するとネットサービスは立ち行かなくなるのではないかという危惧もあります。もちろん私が一方的に、上記の条件が正しいボーダーラインであると主張することは出来ないし、今後の話し合いで決めていくべきことかもしれないけれど。
*1 ちゃんとソースを読んだ上でこのスクリプトを導入したりしなかったりしている賢明なるハカーの皆様は、とっくの昔に気づいていても「言及するほどのことでもない」とお思いだったらしく、このスクリプトが発表されてから一ヶ月以上経っているにもかかわらず、この件をブログに書いて騒いだのは私が最初のようでした
# まちゅダイアリー:Greasemonkey の危険性 FireFox には、 JavaScript を使って Web ブラウザ(で見ている..
# 404 Blog Not Found:コード一行怪我一生 ソース嫁という主張にも一理あるのだけれども、ソース嫁派が見落..
# キミガタメ「ハ」:Firefox と Greasemonkey とアフィリエイト泥棒。追記。 Firefox と Greasemonkey とアフィリエイト泥棒の続き。 これ以..
# 音のない声:オープンソースと性善説 いろいろ出来すぎるってので元々問題視されてはいた Firefox の..
# 北の大地から送る物欲日記:[affiliate]Amazon関連ツールでAmazonアソシエイトIDを付加することに関する是非 (ユーザー側の発見) diary.yuco.net - Amazonアソシエイトのtakochu04-..
2006-05-02 (Tue) [長年日記]
#1 一覧表示のときのTrackBack件数がおかしい
2006/05/01の日記だけど、日別表示では、TrackBackが4件きているし、「本日のTrackBacks(全4件) 」と表示されているのに、一覧表示(最新/短縮表示?)のときはなぜか「本日のTrackBacks(全3件)」と表示されてしまっています。なぜだろう。
追記:直りました(2006/5/8)
しばたさんが書かれている通り、tb-show.rbを(既に訂正後のものに入れ替えられていたので)tDiary公式サイトから落としてきて入れ替えたら直りました。
# HsbtDiary:tDiary Trackback 周りのBugtrack tdiary.rb counts invisible trackbacks TrackBackの件数が隠し..
2006-05-06 (Sat) [長年日記]
#1 上海行ってきました。
ネット規制の実験は結局やりませんでした。私などよりきっちり検証しているサイトがすでにあるのと、実質2日間でめいっぱい観光しまくったのと、街中でネットカフェが簡単に見つかるかと思ったら意外となかったので。
写真はphoto.yuco.netの方にアップしました。アルバムには後からもうちょっとコメントをつけたり整理すると思います。
2006-05-07 (Sun) [長年日記]
#1 上海雑感(写真)
スケジュールなど
- 事前の天気予報では2日とも雨とのことだったけど、雨だったのは5/5の夜くらいで、天候には運良く恵まれてラッキーだった。
- 飛行機チケットと三ツ星ホテルのツアーパックを購入。日程は全部フリー。ホテルは九龍賓館。泊まり客は日本人ぽい人は見かけず、白人(特にフランス語をよく聞いた)と中国人が多かった気がする。部屋は普通にきれい。市中心部からは歩ける距離だが、夜はちょっと寂しい道を通らないといけないし、近くに地下鉄の駅もないのでタクシーを使った。
- 5/3 昼過ぎに成田発、夕方7時頃に上海の空港着、一時間くらいでホテル着。行きも帰りも時間が合わずに、空港から市内に走っているリニアモーターカーに乗れず。夜は市中心部に出てネオン街を歩く。
- 5/4 上海市内観光。バンド、新天地、豫園商場などを見る。夜は上海雑技団を見る(チケットは100元、150元、200元とあり、150元のものを買った)。夜は前日と同じく市中心部に。ホテルに帰るタクシーが全然つかまらず苦労した。
- 5/5 上海郊外の観光地、周荘に行く。夜は市内に帰ってきて同じく人民公園〜バンドあたりの見物。
- 5/6 早朝にホテル発。市内と空港間はふつう車で一時間くらいかかるのだが、このとき乗ったタクシーの運ちゃんが恐ろしく飛ばす人で、正直乗っていて怖かったのだが30分超で着いてしまった。ちなみに、タクシーに限らず全般的に車の運転マナーはかなり悪い。上海発午前9時過ぎで、成田着が昼ごろ。
中国人のデザイン的好み
- 建物は、とにかく上に何か載せないと気が済まないのかな、というくらい屋根になにかしら装飾がある。謎の中洋折衷風のデザインから、そのまんま西洋風の建物まで。これは上海だけなのかもしれないけどネオンはパチンコ屋のように派手。上海郊外にはニュータウンというのか、一つの街区まとめて擬似西洋風の集合住宅があったり。
- 建物の窓が青いガラスだったり、青い透明シートが貼ってあるものが非常に多く、外から見ても目立ったのだけどあれは何なんだろう?
- 若い女性のファッションは色は派手で形はシャープな感じ。全体的に日本よりカジュアルで、日本みたいなふりふりひらひら系はあんまり見ない。百貨店を少し見たけど結局何も買わなかった。私がいま大学生くらいなら、面白いTシャツとかカジュアルな服では若干欲しいものはあっただろうけど、会社でも着られる服となると途端におばちゃんっぽくなってしまい、欲しいものがない。
- 百貨店では黄緑色の服が目立った。これは中国人の好みなのか、「春は黄緑」という習慣があるのか、はたまた今期の流行色なのかよくわからない。上海雑技団でも女性は黄緑色の衣装が目立ったなぁ。建物の装飾としては赤が非常に好まれている印象があるが、服においてはそれほどでもないみたい。
周荘(写真)
- 上海郊外にある、周荘と呼ばれる観光地に行ってきた。古い水路が残る町並みが有名らしい。
- 交通手段は上海から出る観光バスで、往復料金と入場料込みで140元。朝9時に地下鉄の「上海体育館」駅近くの観光バス乗り場に行ったら、10:10に出て17:00に戻るバスがあると言われて、それに乗る。冷房も効いているきれいなバスだった。乗客は外国人より中国人のほうが多い。このバス乗り場からあちこちにバスが出ているようだが、利用者は中国人のほうが多そうだった。外国人向けの免税店(パスポートを持っていないと入れない)も併設されているのだが、ガラガラだった。
- 周荘にも外国人観光客はほとんどおらず、中国人ばかり。休日だったせいもあってすごい人出だった。7〜8人くらいの家族連れが多いみたい(大人5人くらい&子供3人くらい?)。
- 水路を船に乗ってぐるっと回れる。何人乗るか関係なく(最大8人まで)ボート1艘で80元。
- 内部は狭い路地の街並みで、飲食店とみやげ物店がずらっと並んでおり、時々お寺や博物館・資料館がある。
- 飲食店の一つが、その店の前にある水路でお皿を洗っているのを見て食べる気をなくしてしまった…。結局水路沿いではなく周荘の門から出てすぐの店で食べた。そこが食器をどう洗っているか知らないけど、まぁお腹をこわしたりしなかったのでよしとする。門から出てもチケットを見せれば再入場できた。
- すごい人ごみのなかで、お土産を買ったり、ポーズをつけて写真を撮ったりと国内旅行を楽しむ中国人を見て、中国人はこれからもっと豊かになるんだろうな、高度成長期にレジャーの楽しみというのを覚えた日本人もこんな感じだったのかな、等と考えた。
上海城市規画展示館と上海の都市計画
- 上海市政府の建物の隣にある、上海市の都市計画に関する展示館。
- いたるところにCGをバリバリ使いまくった展示があり、非常に金がかかっている。
- 上海市の大規模な模型が2階に展示されている。以前、六本木ヒルズが出来たときに森ビルが東京の模型を作らせて展示していたけど、あんな感じでもうちょっと大きいかな(ちなみにそれは今でも六本木ヒルズ最上階に展示されていると思う)
- 都市計画の展示だけで市のど真ん中に博物館を作ってしまうのだから、上海市の都市計画への力の入れようがわかるというもの。入り口には「Better City, Better Life」という標語が。
- 日本より政府の力が強いだろうし、日本と違って今後も人口が増えるんだろうから、郊外住宅地も建設していかないといけないし、環境問題にも配慮する必要があるし、日本で都市計画するよりやりがいはありそうだなー、と元都市計画専攻の私は思うのだった。
- 郊外住宅地の計画は、いかにもなニューアーバニズムで教科書っぽい。でもそれをベタにやれてしまうのが中国の強さかなと思ったり。
- まぁしかし計画はともかくとして実際の上海は日本じゃありえない密度で高層アパートが建っているし、地下鉄の建設は進んでいるけどまだまだ足りないし、都市問題という点ではいろいろ問題ありだけどね。
本とか雑誌とか
- 上海の大規模書店に行ってきた。規模と雰囲気はジュンク堂池袋店に近い。
- 「経典」というコーナーにマルクス・レーニン主義の本がある一方で、ビジネス書のコーナーに行くと『ザ・ゴール』なんかが翻訳されていて、こういう本を中国人はどうやって解釈しているのかなーと思ったり。
- ネット関連技術書のコーナーに行くと、日本にあるような技術の本は同じようにいろいろと出ていた。オライリーの翻訳もあるし、HTMLとか、javascriptとか、データベースとか。
- そのうち1フロアはCDショップになっていて、ジャズのコーナーに行ってみたらマイルス・デイビスとかの有名なアルバムもあったんだけど、中国人が演奏したものもあってしかも1枚10元だったので適当にみつくろって2枚買ってみた。
- 『上海人家 (Shanghai Living)』という本を買ったのだけど面白い。上海で暮らす人の部屋を写し、生活に関するその人のコメントを中英両方で載せている。いわば『Tokyo Style』の上海版みたいな本なんだけど、違いは登場する人の貧富の差が激しいことで、たとえば田舎から出てきて共同部屋の2段ベッドで暮らしている労働者なんかも載っている。ネットで調べてみたら、なんか展覧会があったみたいなのと、こちらのサイトに書籍版には載っていない人も含めてたくさん紹介されている。
- 海外の有名女性ファッション誌(VOGUE, ELLEとか)の各国語版が出ているのは珍しくないことだけど、日本の雑誌であるOggiの中国語版が出ていたので買ってみた(20元)。中国女性のファッションは、日本ほど女の子女の子してない印象があるので、いわゆる赤文字系(JJ、CanCamなど)やコンサバ系(CLASSYなど)ではなく、シャープな印象のあるOggiというのはうなずける。
2006-05-08 (Mon) [長年日記]
#1 『CM化するニッポン』(谷村智康)
テレビの製作に長年関わってきた著者が、テレビ番組やほかのメディアと広告とのかかわりについて説明している本。結論から言うと、テレビの視聴率が下がっていて、今までのようにCMタイムに普通の広告を入れるだけでは以前ほど儲からなくなっているから、より巧妙な形での広告の介入が強まっているということだ。
まず、テレビ局の顧客は視聴者ではなく広告主なので、とにかくCMを流すことが至上命令というのが基本。本書中に「番組中に流れる地震などの緊急速報は、CM中には絶対に流れない」という指摘があって、確かにそうだなと思った。地震が起こったことを視聴者に伝えるよりもCMを完全な状態で流す方が優先というわけだ。
その他いろいろ、テレビ放送とCMに関する慣行や、PR会社はメディアをいかに操作するかなどを説明して、なんとなく信頼してメディアを見ている人に「あなたが素直に信じている情報は、特定の誰かの意図によってそのように提示されているのですよ」ということを解説していく。
- 俳優がドラマに出る際のCMしばり(ある商品のCMに出ているタレントは、そのライバル社がスポンサーする番組には出られない)
- CMを出すスポンサーが番組の内容にまで口を出す
- プロダクト・プレースメント(番組内広告。俳優がドラマの中で使っている物などで広告)。ドラマはともかく、バラエティ番組内でタバコを吸っているのまでこれの一種だったり
- 主題歌も広告枠のひとつ
- 報道バラエティと純粋な報道番組は違う(前者では、番組で取り上げるものは広告である、つまりそのメーカーなりが取り上げてほしいということで金を積んだものである)
- 新聞には怪しげな健康商品などの広告は出させないが、「○○でガンが治る」という本を作って本の広告として間接的に広告を出すことが行われている
- 日産のカルロス・ゴーン社長がポルシェを運転(笑)して交通事故を起こしたが、大量の広告を出して都合の悪い記事が出るのを抑えたらしい(いま検索してみたら、『きっこの日記』含めブログにはいくつか出ている)
最後に著者は、こういうからくりを知ることで賢いメディアの受け手になり、騙しのような方法に乗らない視聴者になることで、メディアを進化させましょう、と言っているのだが、そんなにうまくいくかなぁと思ってしまう。たとえば、ララビアータ:亀田三兄弟のコメントにあるような「テレビなんてヤラセにまみれていることはわかっているけど、それはわかった上でごちゃごちゃ言わずに楽しむのが大人だ」というような物言いとか考え方がかなり広がっていると思うのだ。私個人としてはそういったコメントにあくまで反論する田島氏の意見が好きだけど。
2006-05-12 (Fri) [長年日記]
#1 情報は世の中をどのように流れるのか(ビジネス編)
情報を低コストで発信できるようになり、それを探してきたりまとめたりするのも半自動でできるようになった世の中で*1、これからの情報は世の中をどのように流れるのか、というこうことに興味がある。
弁護士や独立したコンサルタントなどの個人事業者が、自分の専門分野についてブログで語ることはすでにかなり広く行われている。その一方で旧来のマスメディアもなくなりはしないだろう。
それ以外にも、知識を蓄積している会社は世の中にたくさんある。たとえば、調査会社とかコンサルティング会社とかだ。いままで大規模アンケートの結果で面白いものをマスコミに送付して、新聞が記事化するということをよくやっていた。記事化においてキャッチーにまとめるのは新聞や雑誌・テレビの記者の方がうまいだろうが、実際のところ、そんなにたいしたテクニックというわけでもない。まじめでかつ読みやすい記事なら、シンクタンクの研究員にだって十分書けるだろう。こういう編集スキルが出版社の職業編集者だけではなく、それ以外の人にも広く求められる世の中になるような気がする。そして、個々の企業から発信された面白い記事をはてブのホットエントリなりで読めばいいわけだ。
それから、マッキンゼーなどの経営コンサルタント会社は、情報をオープンにして評価を上げるという手法を試してみようと思わないのだろうか?もちろん現在のところ、クライアントとの契約で伏せているということなのだろう。しかしすべての事例が隠す必要のあるものなのかよくわからない。オクノ総研で書いていたように「実はバカであることを隠すことが守秘義務」だからなのかどうか知らないけど、クローズドにすることで「なんかよくわからんけど凄そう」に見せる戦略をこれからも続けるのだろうか。
ネットではたまにどこがどこのコンサルティングをしている、という情報が流れたりするが(以前2chの雑誌板の講談社スレで、マッキンゼーが人事制度のコンサルをしていると読んだ覚えがある)、実は○○社のうまくいった人事制度はここがコンサルしたからだとか、そういう情報はビジネス雑誌でもほとんど見かけず、単に「○○社が成功した」とだけ書かれる。でも、そのへんが明らかになったら、今よりもうちょっとビジネス情報の見通しが良くなる気がするんだけど。
そのほかの例として、事業会社で、専門知識をもって読みやすいコンテンツに仕上げ、その会社に親しみを持たせることに成功した例としては「前田建設ファンタジー営業部」とかがある。
また、投資関連の情報についてのisologueの記事も面白い。
追記
TrackBackより
「モットモらしくみせる」ことが重要である以上,ブランド価値こそがコアコンピタンスであり,毀損のリスクは最小化しなければならない.だから,結果が出る前のコンサル案件について情報開示するなんて言語道断だし,後からたまたま結果的に成功した案件について「あれは実は私どもが入れ知恵しましてね」と,中身に踏み込まずに曖昧な評判を流すしかないのである.
現在は彼らにとって「なんかよくわからんけど凄そう」作戦を取ることがもっとも合理的だからそうしているのだとして、はたして今後もそうであり続けるのか、というところに個人的には興味がある。
同じ経営に関するアドバイスをするひとたちでも、外資系一流ブランドのコンサルと「中小企業診断士」みたいなものの境目は曖昧で、後者のようにブランド価値が高くなかったり、発注者との力関係において前者ほど強くないところでは、失敗も公になってしまうリスクを負ってでも、成功例の情報を出していくってこともあるんじゃないかと。
そして後者のようなひとたちが直接出す具体的な情報によって、ビジネス誌などのマスコミの力が相対的に弱くなったとして、そのときに一流ブランドのコンサルだけが「情報は出せないけどとにかく凄いんです」と言っていられるかどうか。
*1 これをweb2.0と言いたければ言ってもいい
# 雑種路線でいこう:元なんちゃってITコンサルが考える経営コンサルの秘密主義 なんちゃってITコンサルしかやったことないんで経営コンサルの..
# DESIGN IT! w/LOVE:変化するリテラシー#3(総編集者社会) いいですね。こういう認識をもつ人が増えてきているというのは。..
2006-05-13 (Sat) [長年日記]
#1 「Web2.0 BOOK」の著者が語るWeb2.0セミナー
に行ってきました。
本のほうはざっと見たけど、実は私にとってはそんなに新しい知識もなくて、セミナーもそうだったんだけど、そういったセミナーに集まるのはどんな人たちなのか、そういう人たちに向けてどんな風にプレゼンするのかという興味があって行ってきました。
まず、web2.0の一般的な解説があり、それはこちらにアップされている。
その後、グループごとに分かれて「web2.0的サービスを考える」というお題が出た。同じグループに今回の主催であり学生時代お世話になったJobwebの佐藤社長がおられ、その場でJobwebの卒業生と現在就職活動中の学生をつなげるOB訪問仲介システムというのを考え、「これを実現します」と言っておられた。Jobwebの資産って何年にもわたって蓄積されてきたOBOGのデータベースなんだよね。
2006-05-17 (Wed) [長年日記]
#1 ギイ・ブルダン展@東京都写真美術館
両国さくらのファッション・イン・ファッション:東京都写真美術館「GUY BOURDIN(ギィブルダン)」展 を見て行ってきた。
この写真展の見方という意味では、上記のブログ以上のことを私は書けない。洗練された構図で、脚を強調した(靴メーカーの広告写真だから)ファッション写真家。色は原色中心で、なかには露骨なポーズをとる人や顔と体を真っ黒に塗ったり血を吐いているように見せたりといった、生々しさやどぎつさを感じるものもあるんだけど、それでもなお構図がものすごく洗練されている。
2006-05-18 (Thu) [長年日記]
#1 『闇打つ心臓』
この映画は、ちょっとややこしい構成なんだけど、以下のレビューにあるように、20数年前の室井滋と内藤剛志が出た映画があって、当時の彼らと同じ行動を若いカップルがしていて、そこに年を取った室井滋と内藤剛志がからんでくるという形になっている。そして映画を作る前の打ち合わせとか演技の練習のシーンまで映画の中に含んでいて、どこかで「これは作り物なんだよ」と言いながら話を進めているような。
あの脈動は続いていた…。オリジナル版の『闇打つ心臓』から二十数年後、同作品のリメイクの話が立ち上がる。実のところ、この驚くほど見事なオリジナル版を見た人はあまり多くはなかった。スターである室井滋と内藤剛志(オリジナル版当時は無名だったが、現在はどちらも有名)は、かつて自分達が演じた映像の使用を快諾しただけでなく、リメイク版自体にも出演したいと申し出てきた。特に内藤は、旧作がとっていた倫理上のスタンスが気になっていた。20年前に自らが演じた役柄に対する批判のためにもこのリメイクには出演したいと思ったのだ。いや、批判というよりも…。その男に一撃食らわしたいというのが内藤の本心だった。 そして出来上がった新作は、単なるリメイクを超えたものになった。これは旧作の続編であり、同時に再考でもある。内藤と室井は、年齢を重ねて色々な意味で賢くなったリンゴォと伊奈子としてよみがえり、本多章一と江口のりこは、限りなく罪深い秘密をそれぞれの心に抱えて逃亡中の若いカップルとして登場する。この2組のペアを通して、まっとうな道から外れた人生を生きること、「大人になる」ということ、そして愛情に満ちた親になるということ、その意味を、監督である長崎はじっくり(かつ、極めて心を揺さぶるありかたで)探求しながら作品を構成している。今年の日本映画の中でも類を見ない完成度の作品である。 トニー・レインズ
何とも言えない、暗い重い映画でした。良いか悪いかといったら良い映画だと思う。上記のようなこともあって実験的な作品なので好き嫌いは分かれそうだけど、個人的には見てよかった。
2006-05-19 (Fri) [長年日記]
#1 tDiaryへの要望:つっこみメールの情報増加
スパムフィルターの強力化によって、最近はコメントでもスパムの可能性が高いものはメールで通知が来てもweb上に表示されないようになっている。でも、コメント通知メールを見ただけではそのコメントが非表示か表示か分からないので、それが分かるようになっているといいなぁと。
ついでに、つっこみのIPアドレス表示も、私はバージョンアップのたびに手動で書き換えているのだけど、これも本家に取り込まれてもいいんじゃないかと思う。
#2 R25にWikipediaの記事
が載ってました。
R25本誌の内容は、Wikipediaにはプロジェクトの有益性を感じて多くの人が参加しており、誰でも書き込めるwikiだといっても荒れたり嘘が書かれたりしても他の人が直すので、問題は少ない、というもの。
そのほか、「"勝手の寄せ集め"で成功した最近話題のWeb2.0系サービス(編集部調べ)」としてGoogle Map, WEBSHOT, Myspace, YouTubeが挙げられている。でも、ソーシャルブックマークならはてブじゃない?WEBSHOTはちとマイナーなんじゃないかと思うが。
#3 THE LONG SEASON REVUE
フィッシュマンズについての概要は、映画の解説より
87年のバンド結成以降、レゲエやパンクをルーツにした初期のスタイルからどんどん進化していった独自の音楽性で、90年代を駆け抜けた孤高のバンド、フィッシュマンズ。99年にヴォーカルでありメインソングライターであった佐藤伸治が急逝するも、彼らが残した音楽は今だ多くのミュージシャンやクリエイター、新世代リスナーまで、世代を超えて熱い愛を集めつづけている。
私がフィッシュマンズの存在を知ったのは2000年くらいだから、リアルタイムで活動していたときのことは知らないが、CDを聴いて「こんな人たちがいたんだ〜、リアルタイムでライブとか行きたかったな〜」と思っていた。
この映画は、上記のとおりヴォーカルが亡くなっているので、交流のあったミュージシャンが交代でヴォーカルをつとめるというライブがあって、その映像の合間に別のイメージ映像がはさまるような形で進み、これといったストーリーというものはなかった。私は退屈で寝てしまった。まぁ気持ちよく寝られる音楽ではある。UAが歌ったときだけは自然と目が覚めて「やっぱりこの人歌うまいなああ」と感心していたのだけど。
もっとフィッシュマンズのメンバーや周りの人の証言を盛り込んだ、ライブ映像もありつつもドキュメンタリーっぽい映画だと勝手に期待していたのだけど、そうではなかった。亡くなった佐藤伸治も、もっと見られると思ったのだけど、彼の映像は最後の一曲くらいしか出てこなかったし。
というわけで、個人的には気持ちよく寝られたのだけど(笑)、ライブ映像として割り切って見るか、映画としては濃いファンにしかお勧めできないかなぁ。







Before...
# Tiger [「私のためだけの更新」の3/22で、配布ページは3/7の日付ですから、当然、後付ですね。ただ、それがいつ付加されたの..]
# yuco [>「私のためだけの更新」の3/22で、配布ページは3/7の日付ですから、当然、後付ですね。ただ、それがいつ付加された..]
# Tiger [なるほど。昨日、今日くらいのタイミングで書き加えられたわけですね。その点は、きちんと書いておくべきだったろうと私も思..]
# こんち [勝手にアマゾンIDを付与するのは犯罪行為だと思うんですが。 何故ならもともとそういったIDが付与されなければアマゾン..]
# Tiger [>勝手にアマゾンIDを付与するのは犯罪行為だと思うんですが それは既に解決済みの問題です。]