2006-04-26 (Wed) [長年日記]
#1 女性ファッション誌のコラムに批判が集まり公式掲示板でプチ炎上
ヴァンテーヌという、20代前半くらいの女性を対象にしたファッション誌がある。この雑誌の公式サイトが期間限定で掲示板を開いたのだが、雑誌の最新号に載ったフィギュアスケートの荒川選手と村主選手を比べたコラムについて、批判が続出している。 まぁ、炎上というほどたいしたものではないようだけど。
この雑誌によく登場するファッションコラムニストの光野桃によるエッセイで、「美しい人(荒川選手)」を語ろうとするあまり「美しくない人(村主選手)」をバッサリやりすぎたということで批判が集まった。でも、この程度のスキのあるファッション系エッセイってたくさんある気がするな〜。
雑誌全般の傾向として、ネットの影響で売れ行き、広告ともに落ち込んでいるといわれるが、女性ファッション誌だけはここ数年も創刊が相次ぎ、ネットに食われることなく元気な分野だった。広告主であるアパレル業界が潤っていて、ネットの親和性が低いことがおもな理由だろう。
読者がネット慣れしていない人が多いのか、あるいはいちいち文句をつけるものでもないと思われているのか、この手の雑誌の読み物記事には結構つっこみどころが多い。つっこみもできないほど薄いときもあるけど。美容ライターとして有名なのは斉藤薫という人で、どこの女性誌を読んでも見かけるくらい書いてるし、2ch情報によると、結構稼いでいる*1らしい。「そのときはなにか判った気になるけど、あとに残らない」エッセイを書かせたら一級だ。
今回思ったのは、新聞の社説だけでなくファッション誌のエッセイにもネットによるつっこみが入る時代になったのですなあ、ということだ。今までネット化が低かったファッション業界さえも、ネットに場を移すことは徐々に進んでいるわけで、それによってファッション媒体もある程度ネットに移行するだろう。そして服を見せるページとコラムとがバラバラに参照されるようになったとき、その中で今あるような、「理想の女性像を語る」的な読み物って生き残るんだろうか。今回の掲示板のようなユーザー参加型コンテンツを取り入れるのか、やめるのか。なんてことを考えた。
女性誌全体としての目的は、「雑誌に載っている服を着れば、恋愛とか仕事とかがうまくいくような、読者を漠然とした前向きな気分にさせ『さて、買い物にでも行こうか』と思わせる」というもので、美容エッセイというのは「『いまの美意識』について、なにか分かった気にさせられ、『そういう基準で新しく服を買ってみよう』と思わせる」というものだと思う。それをネットに載せたときに、表現方法はどう変わるのだろうか。
*1 dat落ちしたときのために書いておくと、彼女は年収一億だと書いてある


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