2006-04-18 (Tue) [長年日記]
#1 就職サイト問題その3
すでに本田さんの話は関係なし。
インターネットが存在することで既存の就職慣行の一部が置き換わっていることは事実だろうが、そのネット化によるメリット・デメリットは何だろうか?と考えてみた。
まず以前にも書いたが、ある一社に資料請求するコストはあきらかに下がった。最近は紙の資料は用意せず、全部ウェブに置いてありますという企業も多いだろう。
デメリットとしては、気楽に説明会などの予約ができるので、説明会の予約があっという間に埋まってしまいなかなか参加できなくて困ったという経験を実際にした。加野瀬さんが触れている「低ランク大学の学生が説明会を申し込んでも、満席と表示される」というのがもし本当ならば、こういう問題に対する対策(実際に採りたい大学の学生を優先的に説明会に呼びたい)なんじゃないかなと思う。
また、ネットによる情報過多で、学生は逆に今まで知っているブランド企業に向かってしまうという問題を指摘しているブログもある。また本田さんの指摘している「ネットにばかり張り付いている」というのもネットによる情報過多が原因だろう。「ネットを見ている」というとき見ているであろうサイトは、リクナビのような就職サイトばかりではなく、みんなの就職活動日記のような口コミサイトとか、志望する業界で働いている社会人のブログとか、2chとか、いろいろあるし、調べようと思ったら実際きりがない。それに対してはシロクマ日報:情報中毒の処方箋が役に立つかもね。
このひとがものすごく優秀な人であることは疑いもなく事実なんだけど*1、でも、首都圏で講義の出席が厳しくない大学っていいよね……。大学生時代の私に、この人のような仕事ができるような能力はなかったと思うが、仮に能力があったとしても地方の理系大学ではここまで活動する時間は取れなかったと思う。理系なのに専攻と直結する仕事を選ばなかった私が悪いんですかそうですか。
この人のやったことは大卒の学歴と高卒の職歴というおいしいとこどりをしているような気がしなくもない。こういう事例を見ると、大学名で優遇してもらえないような大学は、講義で学生を縛らず、インターンとかはどんどん経験させて経験と人脈を作らせ、新卒の就職活動時に中途入社する社員並みの「手に職」をつけておくのがベストってことになるのかなあ。そんなことさせるくらいなら高卒でいいかとなると、高卒と大卒で就ける職業には違いがあるし。それって実は本田さんのふだん言っていること(今回の就職サイト問題ではなくて)にけっこう近かったりして。
*1 いや別に面識があるわけではないですが


ツッコミ入りRSS
