2006-03-15 (Wed) [長年日記]
#1 「結局ネットもリアルセレブのもんじゃん」
…に続くid:catfrogさんの「ネットとリアル」系のいくつかのエントリを見て感想。※以下、話を単純にするためにブログについてはビジネス系について語っております。
私も同意。なんでかって言うと人は平凡なサラリーマンより「社長」とか「シリコンバレー在住コンサルタント」とか「アメリカ有名大学のMBA持ち」とか「マッキンゼーの経営コンサルタント」とか「ハカーとして名高いプログラマ」とかそういう人の意見を知りたいからだ。そういう人たちが専門性を出してブログを書いたらその内容的にも平凡なサラリーマンはかなわない。
セレブになればなるほど、知的に得るものの少ない単純作業は彼らが得ている賃金に見合わないのでやらず、その代わりに知的に鍛えられるディープな調査分析を仕事としてやっているからだ。守秘義務があってブログに書けない部分も多いだろうが、そうやって鍛えられた分析力とか、得られた知識を小出しにするだけでも、低賃金でそれなりの単純労働をしているリーマンにはかなわない。
そしてリアルセレブはアルファブロガーになりお互いに仲良くなりネットに書けない情報交換をし執筆で名前を売りますます評判を上げる。アクセス数が多いのでやりたければアフィリエイトもばっちりであるが、そんなのは彼らにとってははした金なのでやらない人も多い。
書籍『アルファブロガー』に載っている人、梅田さんの『ウェブ進化論』発売イベントに招待されたような人が「リアルセレブ」とする。その上に、梅田さんに向かって「虚業」呼ばわりするような「エスタブリッシュメント」が居るんだけど、ここまでいくと人数少ないし、ビジネス面ではともかく知的文化的には尊敬されてない人も多いし(奥田会長の「ニートの原因は残虐ゲーム」発言とか)、彼らの多くは高齢で、あと10年もすればそんなに活動しなくなる人たちだと思われる。
私はこういうことが盛んになる前(2002年以前くらい?)は、個人サイトをやって楽しかったし、それによって「個人サイト活動をして得られるもののうちでは最高のものを得た」と思っていた(友達とか)。だけどそれが直接本業に結びつくとは思ったことがなかった。ブログブームに乗ってリアルセレブがネットに参入してくる前の話である。
だったら今でも当時と同じような価値観でいればいいのではないかと思うのだけど、自分には参入できないリアルセレブの世界を見てしまうと、知らなかった頃には戻れないというか、「私なんぞがネットをやっていても碌なことはないなぁ…」などと考えてしまうのであった。まあだからといって今すぐサイトを辞めようとは思いませんが。
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そういえば昔、ユリイカの「ブログ特集」の座談会でcharlie(鈴木謙介)さんが「ブログも結局、もともと有名な人をもっと有名にする装置でしかない」みたいな発言をされていたような。
追記
そりゃもうやさぐれますよーー。まぁ仕事とか仕事とか仕事とかね。ぐぉー


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はじめまして。確かにそういう虚しさこのごろ感じます。ま、いっか、とも思ってますが。