1999-11-03 (Wed) [長年日記]
#1 東京暮らし一年
東京に来て、10月で一年になった。それまでの20年間はずっと岐阜県で暮らしていたわけで、今でも時々東京に住んでいる自分を不思議に思う。ずっと東京に住みたいと憧れていたので、そういう意味では夢が叶ったと言える。そして、そのありがたみもそろそろ薄れてきた今日この頃。
東京にあって名古屋にないもの
- 大きな駅で古雑誌を売る人
- カラオケボックスの客引き
その逆
- ナナちゃん人形
- 金鯱(しゃち)
- その他ローカルなもの
東京にはシンボルというものがない、と思う。あらゆる面で日本の代表なのだから、首都ということ以上のシンボルは必要ないのかもしれない。名古屋の金鯱、岐阜の鵜飼いがそうであるようにシンボルってある種笑われるものでもあるから。
それから、東京はとにかく土地に余裕がない。庭のない一戸建てが道路にへばりつくように立っているのを見ると、都市計画の専門家ならずとも「高層化してその分公園などを造ったほうがよいのでは…」と思うのではないかなあ。
そして東京の大きな特徴は、「盛り場」がいくつもあること。例えば、渋谷はコギャル、池袋もそれに近い、銀座は美人OL、新橋はサラリーマン、原宿は中学生、新宿は割となんでもあり、というようにかなりすみわけが進んでいる。そのそれぞれが地方都市の最大の盛り場くらいあるのだった。名古屋はそんなことはない。せいぜい名駅(名古屋駅のこと。地元民は「めいえき」と読む)と栄(最大の繁華街)くらいだけで、そこに名古屋のあらゆる人種がいる。(以前福岡に行ったとき、博多=名駅、天神=栄というふうに街の構造が似ていると感じた。名駅〜栄間のほうが博多〜天神間よりやや長いけど)
かわいそうだなあと思うのが、東京の小学校。校庭がほとんどなく、校舎の屋上でボール遊びとかしている。下はコンクリートなのだろうから、転んだら痛いだろうなあ。と元・よくこける小学生のあたしは思うのだった。それから銀座の人ごみの中で追いかけっこをして遊ぶ小学生を見たときは「遊ぶだけでもこんなに人ごみを縫って、大変だな〜」と同情してしまった。彼らにとってはそういう人口密度の高さは当然のことなのだろうけど、大人になってから東京に出てくるとやはりこれは異常だと思うし、時々うんざりする。


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