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2003-04-22 (Tue)

#1 理系のための恋愛論 第98回

たとえば、会社の同僚と飲み会に行く道中、女の子が何やら紙袋にたくさんの荷物を入れて重そうにもって歩いている。そういう場面で、その荷物をかわりにもってあげられる男の子ってわりと少ないものです。

こんなとき、私だったら「気が利かない男どもめ」とものすごい勢いで怒ったりしてしまうのですが、男兄弟がいる女の子は「いいじゃない、それくらい」と、とても寛容だったりするのです。

本来自分の荷物は自分で持つもので、たとえ自分が女で一緒にいる相手が男だとしても、好意で持ってくれるのに対しては感謝するのが普通だと思うのだけど。それを「ものすごい勢いで怒ったりしてしまう」筆者って……

で、彼らに頼もうとするとき、私だったら、 「ちょっと気が利かないわね。荷物もってよ。重いんだから!」 というところを、 「ごめんね、悪いんだけど手伝ってくれる? ありがとう」 と、とってもシタテ。

後者の頼み方は、私には「下手」どころか社会的常識のあるごく普通の人間の会話に思える。酒井冬雪は文中で自分を「気の強い私」とか言っているが単に傲慢なだけで、一体どうやったらこんな考え方が生まれるのだろうか。バブル期のアッシーメッシーみたいなのを引きずっているのか。

そもそもこの「理系のための恋愛論」って「どうせあんたら理系できもいおたくなんだから、女の子へのサービス方法くらい覚えなさいよね!」的なにおいがして嫌い。理系の男の子はくれぐれもこんなもの信じないで欲しいものである。

まぁ今回の記事で言っている「異性の兄弟がいる人のほうが、そうでない人よりも異性をよく知っている場合が多い」*1という意見自体には同意だ(上のような意見を持っている私にも弟がいるし)。たとえば、この記事はvoid GraphicWizardsLair( void ); //から知ったのだけど、男兄弟しかいない人のほうが、otsuneさんのいう「媚び系サークル壊し系女」に引っかかりそうな気は確かにする。

すでに本になってるのね。

*1 しかしこの程度のことはいろんな所で書かれていることなので、べつにこんなコラムを通して知るようなことでもないと思う

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#2 山形浩生『たかがバロウズ本』(大村書店)

(どうもamazonプラグインがうまく使えない。tDiary-users:amazon.rbを見てもどう書けばいいのか全く分からない→【追記】解決。プラグインページの説明も増えてよかったです。ありがとうございます)

あちこちに飛びながら読んでいたので全部を読みきったかどうか自信がない(でも8割以上は読んでいるはず)けどとりあえずいくらか感想。

ネットにある感想などでは、かなりが「ばろうずってトライしてみたこともあるけど、難しくてわけわかりませんでした。でもやっぱり読めたものじゃないんですね!!」みたいな「やっぱり王様は裸だったんですね」的な感想が目立つ。

私にとってのこの本の面白さは、ある作家について人生と作品を結びつけて、平易な文章で、ここまでものが言えるのか、という部分で、この本の中の具体的な仮説に対しては、「えっ、そうなの?」「ちょっと待って……」という感じがする。

バロウズおじさんという人は、過去の記憶を文章にしてカットアップすると自分の記憶も書き換えられるという考えを持っていたようだ、というのはこの本のポイントの一つだろうが、どうやってこんな奇妙な信念を持つようになったのだろうかと思った。麻薬に対しては、はまった時期もありながらもそれなりに科学的に見ていたようなのに、自分の記憶というものに対して、こんな非科学的な考え方をどうやって身につけてしまったのか。内縁の奥さんを射殺してしまったことをそのくらい後悔していたから、というのが答えなのだろうか。

そりゃ後悔もするだろう、この人と気の合う人など、インテリ不良サークルに属していたって簡単には見つかるまい。自分のパートナーを自分で射殺してしまう、というのはビジュアル的に想像してもかなりきつい経験であるのは間違いない。

あと「自由を追求しても結局は不自由だ」という話は、どうなんだろ。まだ全部読んでないのであれなんだけど、じゃあ結局、「若いうちに目の前にある選択肢から何かを選んで、義務を引き受け不自由にも耐えてがんばりましょう。職に就かずふらふらしていてもあまりいいことはありませんよ。家族や配偶者は大事にしましょう(手元が狂ったら本人を射殺してしまうような危険なゲームに付き合わせるなどもってのほか!)」みたいな結論(あからさまにそう書かないとしても)になるんかな?

そもそも、amazonの著者コメントにあった「バロウズは自由の勝ち組だとみんな思っている」というのが、生きてるころを見てなかった自分としてはいまいちぴんと来てないので、「彼は自由ではなかったのです」とか「自由でも幸せになれるとは限りませんよ」と言われても、そうかもしれないねぇ、という感じかな。

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本日のツッコミ(全20件) [ツッコミを入れる]

Before...

# shino [・・・ほそのがモテルに関して、一言つけようかと思ったけれど、やめておこう。ほほほ。 がんばりーや。力みすぎておかし..]

# ほそのひでとも […(いろんな意味で絶句)。]

# yuco [もてたい人はこれ試してみましょう。  http://yahoo.t-select.com//works//detai..]

# ほそのひでとも [た…ためしたくない。]

# 財務省三 [えっ?試したいって思ったのは私だけかしら。 それにしても、これだけ話題になる本を書けるって、うらやましいなあ。 私..]

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2005-04-22 (Fri)

#1 サーバ移転

画像アップテスト。

でもまだ過去のデータを移しただけでエラーになる。この際新しくプラグインを一つずつ入れなおして行こうと思う。それにしてもインストールからものの数分でスパムリファラが来るのはどうかと思った。相変わらずリファラは非表示にしないといけないようだ。

tDiary標準添付ではないプラグインで使っていたのって、image_ex.rbとAnti Referer Spamくらいかなあ。あとはトラックバック送受信可にして、スタイルを入れないとな〜。

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本日のツッコミ(全1件) [ツッコミを入れる]

# yuco [ツッコミテスト]

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2007-04-22 (Sun)

#1 軽井沢に行ってきました(2)――軽井沢タリアセン

title0  「軽井沢タリアセン」の「タリアセン」はフランク・ロイド・ライトのタリアセンから取っているらしい。軽井沢の駅からやや離れている塩沢湖を中心に美術館や軽井沢高原文庫という文学館がある。入場料は各種美術館・博物館込みで大人1500円。
title0  入り口のゲートをくぐると、いきなりうさぎがぴょこぴょこ走ってきた。近くに柵が立ててあるうさぎ小屋があるのだけど、そこから逃げてきたらしい。かわいい。
title0  「ペイネ美術館」。そういえばこういう絵見たことあるな。ペイネっていう人だったのか。個人的には特に好きではない。

建築家アントニン・レーモンドが、昭和8年に建てた「軽井沢・夏の家」と呼ばれるアトリエ兼別荘を移築したものです。軽井沢の貴重な文化遺産のひとつです。

 ということで、建物を見るのを楽しんでみたが、天井が低い部屋が多いのと絵と販売している関連グッズの配置がちょっとせせこましい感じだったので、建物もいまいち楽しんだとはいえなかったかも。
title0  ペイネ美術館の入り口にあるペイネのキャラクターを像にしたもの。バックの山はまだ冬のような感じだが、タクシーの運転手さん曰く軽井沢は東京の一ヶ月遅れくらいで春が来るのだそうだ。桜もまだで、東京の3月半ばのような気候で、ちょっと寒かった。塩沢湖をまわってぐるっと歩いたけど、まだ春が来ていないような荒涼とした景色だった。
title0  「深沢紅子野の花美術館」の外観。建物は、

平成8年7月、軽井沢の歴史的遺産のひとつである旧・軽井沢郵便局舎の移築とともにその2階に開館いたしました。

 とのこと。
title0  展示はその名のとおりあっさりとした植物の水彩画がメインなのだけど、会場に置いてあった作品集を見ると人物画なども描いている人で、私はむしろそっちのほうが好きだと思った。写真は展示室の一角でアトリエを再現したもの。
title0  軽井沢タリアセンのなかで一番楽しみにしていたのは「軽井沢高原文庫」。写真は堀辰雄の別荘。内部を見てもごく質素なものだった。

 高原文庫本館の内部は軽井沢に避暑に来ていたりした著名な作家の生原稿や書籍の古い版などが展示してあり、楽しんだ。
title0  有島武郎の別荘「浄月庵」内の部屋。この建物で彼は情死した。
title0  有島武郎の古い本。

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2008-04-22 (Tue)

#1 『不連続殺人事件』@新文芸坐

原作小説、角川文庫版の紹介より

戦後間もないある夏、詩人・歌川一馬の招待で、山奥の豪邸に集まったさまざまな男女。作家、詩人、画家、劇作家、女優など、いずれ劣らぬ変人・奇人ぞろい。邸内に異常な愛と憎しみが交錯するうちに、世にも恐るべき、八つの殺人が生まれた!不連続殺人の裏に秘められた悪魔の意図は何か?鬼才安吾が読者に挑んだ不滅のトリック!多くのミステリ作家が絶賛する、日本推理小説史に輝く傑作。第2回探偵作家クラブ賞受賞作。

山奥の山荘に集められ滞在している、男女関係ももつれまくっている芸術家たちに起こる連続殺人事件。小説も映画もめっぽう面白い。割と原作に忠実に映画化していて、映画としてのできも良いと思う。特に、金で妻を譲った画家土居光一を演じる内田裕也は熱演であると思った。いい映画なのに、amazonで見る限り、DVD化されてなくて、VHS版にも高値がついていて残念。

私は原作小説をタイトルがかっこいいので古本屋で買い、最近まで積読状態で、今回上映されることを知ってそれに合わせて読んだのだが、上映が始まるまでに半分くらいしか読めなかった。

しかし癖の強い芸術家ばかり続々登場するので、映画のペースで観ていると登場人物を覚えるだけでも苦労しそうなので、先にいくらかでも小説を読んでおいてよかったと思った。

昭和22年という設定なのに、特に豪邸の主の妻あやかのファッションなど、60〜70年代の香りがする。ちなみに映画が製作されたのは77年。

yskszkさんに「創元推理文庫版の不連続がお勧め。雑誌連載中の「作者のことば」が完全収録されていて、これがまた本文よりも面白い。」と教えていただいた。

そこで、創元推理文庫「日本探偵小説全集 (10)」版のamazonレビューを見ると、

不連続殺人事件は、出版社によって、初出時に毎号ついていた「読者への挑戦」がついているものとついていないものがある。そして、本書にはそれがついている。「読者への挑戦」があるとないとでは30%くらいこの小説の面白さにひびいてくるので要注意。

残念ながら、私の手元にある角川文庫版にはついていないので、読んでないけど(Amazonマーケットプレイスで安く出ているし)創元推理文庫版をお勧めしておく。

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