2008-04-17 (Thu)
#1 『大いなる幻影』@東京国立近代美術館フィルムセンター
連日通っているフィルムセンターのジャン・ルノワール特集。19時からの上映のため、夕食をあとは温めなおすだけの状態まで作って、炊飯器のタイマーもセットして、家を飛び出したら間に合うかどうかギリギリの時間だった。諦めようかとも思ったが家から駅まで、駅からフィルムセンターまでダッシュして、地下鉄の閉まりかけのドアに飛び込んで、なんとか間に合った。
この映画は、フィルムセンターの解説によると以下の通り。
第一次世界大戦の戦場を舞台に、戦争の虚しさを描いたルノワールの名作。J・ギャバン、E・V・シュトロハイムなど名優が共演している。今回上映するのは、フランス国立映画センター・アルシーブやシネマテーク・ドゥ・トゥールーズが中心になって可燃性オリジナル・ネガから復元したプリントで、本作の魅力を改めて確認できるものとなっている。
'37仏(脚)シャルル・スパーク、ジャン・ルノワール(撮)クリスチャン・マトラ(美)ウジェーヌ・ルリエ(音)ジョゼフ・コスマ(出)エリッヒ・フォン・シュトロハイム、ジャン・ギャバン、ピエール・フレネー、マルセル・ダリオ、ジュリアン・カレット、ガストン・モド、ジャン・ダステ、ジャック・ベッケル
戦争でドイツ軍の捕虜になったフランス兵の話。捕虜と言ってもそんなに非人間的な待遇は受けていなくて、それでもたびたび脱走を試み、ついに成功する。
フランスとドイツって、このときは敵対していても隣の国だし、地続きなので親しみはあるんだろうなとも思う。逃げる途中でかくまってくれた女性と恋をするが、そこも去らなければならない。国同士は敵対しているけど人間同士は敵じゃないよね、というトーンが全体にあった。
舞台が舞台だけにルノワールらしい華やかさはあまりないものの、捕虜が楽しみのために開くパーティで女性の服を着て踊るシーン、捕虜仲間で裕福な人は実家から缶詰などの仕送り(!)をもらっていて、それをみんなで分け合って食べる食事のシーンなどは、今まで見たルノワール映画で感じた画面の隅々まで明るい感じがあったと思う。


ツッコミ入りRSS
