2007-03-18 (Sun)
#1 Jimbo Wales公開インタビュー
- Wikipedia内
というわけで、ゆきちさん*1らを中心に、田町の沖電気会議室で行われた公開インタビューに行ってきました。
事前にどんな風に進行する予定なのかゆきちさんに聞いたところ、質問一覧をそのままぶつけるとのことで、どう見ても彼に聞くのは適切でない質問が入っているので、そのへんどうするのかなと思っていたのだけど、不適切な質問は適度にカットして進めていたので、それでよかったと思う。訊きたいことをWikiで集めるというのはとてもWikipediaらしいのだけど、その辺のコントロールは誰かの判断でやらなきゃいけないものなのだろう。
質問と解答についてはJimmy Wales氏インタビューの私的メモに詳しい。
また、彼の人物像についてはWikipediaの「ジミー・ウェールズ」に詳しい。ここに写真も載っているが、今年39歳、役者になってもおかしくないようないい男である。
今でこそWikipedia創立者として知られ、フリーカルチャー的な活動をしているが、以前は金融関連の仕事をし、アダルトサイトの検索エンジンを立ち上げたこともあるというビジネスマンでもある。奥さんは日米ハーフということもあり親日家のようだ。二次会で飲み会をしていたときには、彼が畳の部屋で着物を着て正座している写真が回ってきた。今回の来日の目的の1つには日本の血を引いている彼の娘に日本文化を教えることもあると言っていた。
Wikipedia内での立ち位置については、にじむさんの感想とかぶるけど、イギリスの女王、日本の天皇のような「象徴」でいるということが興味深かった。「オープンカーから手を振ったりとかね」と冗談交じりに言っていたけど、非営利団体の運営でも、ビジネスも知っている人であるからこその割り切りが必要なのかなと思った。ただし、Wikipediaへの寄付は受けるけど、1つのところに頼り過ぎたくないし、金を出すからと言って編集方針に口を出されるくらいなら縁を切る、と言っていて、その辺のポリシーは明快みたい。
また、Wikipediaのコンテンツを使った出版活動をしている国があるというのも初めて知った。ドイツには財団の支部があって活発に活動し、企業と組んでドイツ語Wikipediaの内容を収めたDVDを販売しているそうだ。誰でも編集できる内容だから、著作権のある内容が紛れ込んでいないとも限らないのだが、そのへんのリスクは販売する会社側が取ることになったという。
二次会の席でそれに比べて日本のWikipedia管理者って顔が見えないよねという話も出た。マスコミに取材されたり公の場に出たりしているのはSuisuiさんくらいだろうか。これはイベントで出た話ではなく、二次会の参加者に聞いた伝聞なのだけど、日本語版のWikipediaでは編集が保護されているページの比率が多言語の10倍くらいあるとか、利用者に比べて管理者の割合が少ないとかいう話があり、もうちょっと運営側の顔が見えて苦労について語ってくれると協力する人も増えるのではないかな、と思った。
関連の写真類
飲み会の席では、一緒に写真を撮ってもらった。本当は両側に私とinf.さんがいるのだが、そこはカットで。
Wikipediaの収入源の1つにする、というWikipediaのロゴTシャツを着ているくまさん。
名刺交換もした。一緒に撮った写真ではおちゃめな表情をしているが、名刺の写真はとても渋い。
*1 最初に書いた時点ではsysopかなにかなのかなと思っていたが、本人のつっこみによると違うので訂正
2008-03-18 (Tue)
#1 直島に行きたい人へアドバイスまとめ
私たちはベネッセハウスに泊まったので、主にベネッセハウスに泊まりたい人向けのアドバイスです。
- アート施設の見どころは、家プロジェクト、地中美術館、ベネッセハウスミュージアム棟、ベネッセハウス周辺にある屋外アート作品群の4つ。
- 上記4つのうち、家プロジェクトと地中美術館は月曜休みなので、それを考慮して滞在計画を立てる。
- ベネッセハウスで希望の部屋がある人は早めに埋まるので、早めに取ったほうがいいかも。park棟とかは比較的あとまで空いているけど、ミュージアム棟に泊まると、夜まで作品を見られてよさそう。私は今度行くならミュージアム棟に泊まりたいと思った。park棟にもいくらか作品はあるのだけど、ミュージアム棟は数が違うし、光を発する作品もあるので、夜、まわりが暗い中でどんな風に見えるのか見てみたかった(park棟から夜ミュージアム棟に行きたい場合は、頼めば車を出してくれるそうなのだけど、そこまでする気はしなかったので)。
- 食事できる場所はあまりない。ベネッセハウスに泊まる場合、朝食・夕食はベネッセハウスで取るのが無難だろう。特に夕食は4000円台〜(飲み物別)と若干高い。昼は私たちは家プロジェクトのある本町にあるぐぅと宮浦港近くの山本うどんで食べた。本町と宮浦港周辺にはほかにもお店は多少あると思う。
- アート作品のうち「きんざ」「文化大混浴」は鑑賞に予約が必要。ベネッセハウスのwebサイトから予約ができる。私は日曜日に見学しようとして、前の週の木曜日にwebで予約しようとしたら、もう取れなかった。全てのアート作品を制覇したいなら、もっと前に予約しておくべきだろう。
- そのほか要予約のものとしては、金・土曜に行われる地中美術館の「オープンスカイ」ナイト・プログラムがある。定員25名。これも早めに予約取らないと埋まりそう。
- とはいえ、予約を入れると滞在計画がそれによって左右される。私たちは1泊で能率よく周り、予約が必要なものはどれも取れなかったので見ずに回って、そのほか散歩もして、分量的にちょうどいい程度だった。1泊で予約を入れていたらそれに左右されて要領よく他の見どころを回れたか分からないし、2泊していたら若干暇になりそうだと思った。1泊2日をほどほどの密度で楽しく過ごせればいいという趣旨であれば、予約が必要なものはパスしてもいいかも。
- ベネッセハウスは宿泊者に対して自転車のレンタルもしてくれるそうだけど、徒歩と巡回バスで間に合った。坂が多いので自転車はかえって大変かも。
- 「素顔の直島」内ガイドマップダウンロードページに各種ガイドマップが置いてある。この中から「なおしまエリアマップ」をプリントアウトして持っていって、島の大まかな配置とお店等を把握したが、宮浦港に同じものがあるので、事前に見ておくのが必須というほどでもないかな。
- 書籍で一冊丸ごと直島を扱ったもので現在たぶん唯一なのが『直島 瀬戸内アートの楽園』。個人的には現代アートは知識のない状態で見るよりも、意図や経緯が分かるほうが楽しめると思うので、買っておいてもいいかも。
※直島関連記事リンク:直島1日目(家プロジェクトなど)はこちら、直島2日目(屋外アートなど)はこちら
#2 直島の地元の人がよしとするものと、ベネッセ/安藤忠雄的センスとのギャップ
というものがある、と、直島に滞在して感じた。直島は観光収入などがあって、おそらくうるおっている自治体だろうと思う。そういうところが建物を作ると、飾り過ぎになり、ベネッセ/安藤忠雄がよしとするものとどんどん離れていっているような感じがある。
直島町が建てた(現在は運営はベネッセに委託しているらしい)ベネッセハウス近くにある宿泊施設「つつじ荘」の前には記念碑がある。解説によると
昭和50年代にヒットし、全国的に愛唱された「おやじの海」を記念して、平成9年に直島町文化協会が中心となって記念碑を建立
とあり、この記念碑から「おやじの海」が流れるのだ。現代アートや安藤忠雄的なものを求めて直島に来た人は、ここで「おやじの海」を聞いて、いい感じで脱力するのもいいだろう。
直島町役場。一見して、なんか間違った帝冠様式のようだと思った。
郵便局。青でなみなみになった屋根は海を表現していたりするんだろうな……。
ベネッセハウスと本町の間あたりにある民家の塀。オーバーデコレーションで見ようによってはカワイイし、個人の家だから個人の勝手だし、この程度なら全国の地方都市にいくらでもあるのだろうが、直島的なものを求めてやって来て、これがあるとやっぱりギャップあるよなー。
というわけで、これから直島に行く人は、ベネッセ側が統一したいと思っているだろうセンスとのずれも、いやおうなしに目にすることになるだろう。
※直島関連記事リンク:直島1日目(家プロジェクトなど)はこちら、直島2日目(屋外アートなど)はこちら、これから行きたい人へのアドバイスはこちら
関連リンク集
- Flickr写真集:20080316-17 直島
- 『直島 瀬戸内アートの楽園』安藤忠雄ら関係者のインタビューなど。
- ベネッセアートサイト直島
- ベネッセアートサイト直島(Wikipedia)
- 地中美術館








ツッコミ入りRSS

# ゆきち [どもー、来場ありがとうございました。ひとつ訂正させてもらうと、僕は運営にかかわるということはしていませんです...。..]
# yuco [どうもすみませんでしたー。ゆきちさんの仕切りだということだけは知っていたのでsysopか何かなのかなと思っていました..]
# Britty [いえあの、Wikimedia Foundation は charitable organization です。財団公..]
# yuco [>Brittyさん おーそうでしたか。ありがとうございます。なんというか、金融から慈善団体まで、ジンボ・ウェールズ氏..]